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特集
2012.12.04

SR400 500 SNS 管理人/f-revolutionさん(前編)

SR400 500 SNS 管理人/f-revolutionさん(前編)

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f-revolutionさん
取材協力:SR400 500 SNS

10年後も多くのSR乗りたちと
SR400/500を楽しむために…

 今や雑誌にとって代わり、大きな情報ツールへと成長したのがインターネット。なかでもミクシイやフェイスブックなどの「SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)」は、情報源であると同時に交流の場であり、さらに自らが気軽に情報を発信できるツールとして、急成長を遂げている。
 そんななか、SR400/500に特化したSNSとして注目を浴びているのが「SR400 500 SNS」だ。
 管理人を務めるのは、自身もSR500に乗るf-revolutionさんである。

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SR400 500 SNSのログイン画面。もしアナタがまだ入会していないのなら、ぜひこちらから!

 「SR400 500 SNS」がオープンしたのが2009年3月9日で、まもなく丸3年。現在、会員数は550人以上を誇る。
 SNSといえばミクシイやフェイスブックなどメジャーなものが数多くあり、それらSNSにも当然SRにまつわるコミュニティなどが存在する。しかし、それでもあえてSRに特化した専門SNSを運営するのには、f-revolutionさんのインターネットという情報媒体に対する期待、そしてインターネットを使うからこそのコダワリが見え隠れする。

 2ストロークレーサーレプリカや4ストロークマルチを乗り継ぎ、現在の愛車SR500をf-revolutionさんが入手したのが11年前、2001年のことだった。当時、大型二輪免許を取得したばかりで、それまで所有してきた愛車とは全く異なる”単車”らしいシルエットや”単気筒エンジン”のシンプルさに惹かれ、フルストックの状態で購入。しばらくは慣れない振動やキック始動に苦戦しながらも、すぐにその面白さにハマっていったという。
 そうするうちにひとつ、気になりだしたことがある。それが「他の人はSRにどんなカスタムをして、どんな楽しみ方をしているんだろうか?」ということ。
「当時はまだミクシイはなかったけど、個人が運営するホームページや掲示板はあったから、それを見ていろいろと情報収集するようになったんです。そうすると『インターネットって面白い』って気づいたんですね」と、当時を振り返る。
 その後、国内発の本格SNS「ミクシイ」が登場。瞬く間に広まっていった。そして、当然ながらSRに関するコミュニティも立ち上げられ、f-revolutionさんもコミュニティを通してさらにSR、そしてインターネットの楽しさに惹かれていった。
 しかし、ミクシイなどをやった人は分かると思うが、これらコミュニティは簡単に入れるが故にすぐに辞める人も多く、また入っただけで放置してしまう人も少なくない。また、SRだけでも多くのコミュニティが乱立し、どれに入っていいか分からない…。
 すでにインターネットを使った情報収集や交流に大きな魅力と可能性を感じていたf-revolutionさんだが、そうした「気楽さによる無責任、煩雑さ」には嫌気を感じていた。
 そこで出した答え。
 それが「自分でSNSを作っちゃえ!」ということだった。

 こうして3年前に「SR400 500 SNS」がスタート。当初はミクシイで知り合ったSR乗り3人での共同運営だった。
「サイト自体の制作や運営は僕が行い、他にバイクのメカニックに詳しい技術担当、サイトの告知などを担当する広報がいました。結局、その2人とは疎遠になってしまって、一度も会うことなく、今ではどうしているのかも分かりませんが(苦笑)」
 ともあれ、f-revolutionさんによる呼びかけによって「SR400 500 SNS」は無事にオープン! その後、順調に会員数を増やし、現在に至る。

 それでは実際に「SR400 500 SNS」はミクシイとどのような違いがあるのか?
「『SR400 500 SNS』開始時はミクシイは招待制でしたが、『SR400 500 SNS』ははじめから招待などは必要なし。だけど、掲示板のように誰でもすぐに書き込めるようにするとセキュリティ面や誹謗中傷などの面でも問題がある。そこで登録制にしました」とのこと。SRに興味がある人なら、誰もが参加できるようになっている。
 また、会員が飽きずに楽しめるようにするにはどうすればいいのか、他の車種のサイト運営者とも交流し、運営面での勉強も怠らない。
「SR乗り同士の交流の機会を絶やさないようにしたいんです。バイク仲間が何人もいても、突然、誰もツーリングとかを企画しなくなるときがあるんです。そしてそれが続くと、次第に乗らなくなる……実際、そういうことってあるんですよ。だから、そうならないようにイベントを企画することもあります」
 もちろん「SR400 500 SNS」の運営によって利益が出ているわけではない。「SR400 500 SNS」の運営はすべてf-revolutionさんの自腹で行っている。しかも人と人とが交流するSNSでは、けっして楽しいことだけではないはずだ。
 そんな質問に対してf-revolutionさんは、「いまSRに乗っている人たちが5年後、10年後もSRに乗っていられるようにしたいんです。そのためには同じ趣味の仲間が集まる場所があった方がいいでしょう。そしてそういう仲間が多くいれば、僕自身も10年後も楽しくSRに乗っていられる。それだけなんですよ」と笑う。

「誰もがいつまでもSRに乗り続けて欲しい」……そんなf-revolutionさんの想いのみで運営される「SR400 500 SNS」は、まもなく4年目に突入。その強い想いに呼応するように、会員数は今も増え続けている……。

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f-revolutionさんの愛車は1999年式SR500。フルカスタムが施されており、その詳細は後編で紹介!

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