ここからは東京都練馬区にある本社に場所を移し、レザーの縫製を紹介したい。
ちなみにK&Hで「シートを直接選びたい!!」という場合は本社ではなく、埼玉県朝霞市にあるファクトリーに行くこと!
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まずはレザーの上に型紙を置き、ボールペンでレザーに型を取る。
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ペンで書いた線のとおりに裁断。
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ちなみにこれが型紙。当然ながら、同社のシートラインナップの数だけ型紙がある。その数は……膨大!
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これはSR用シートの型紙。ステッチやパイピングが全周を覆う「Aタイプ」だ。
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こちらは上の写真と同じスポンジを使うのだが、ステッチ(パイピング)が途中で下に落ちる「Bタイプ」。スポンジは同じでも、型紙はまったく違う。
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縫製をおこなう。
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これがステッチ部分。パイピングの場合はパイピング用レザーを挟み込むので、また違った印象になる。
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こちらが完成したレザー。座面にタックロールが入り、後方はパイピング、座面はステッチとするなど、既製品でありながら、自分好みのディテールにできるのが嬉しい。
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一般的なシートよりも太い糸を使うことで、耐久性はもちろん、ルックスのアクセントとしての効果も大!
これを朝霞市のファクトリーに送り、先ほど紹介したようにシートベース&スポンジに張り込むのだ。
さて、再び場所をファクトリーに戻そう。