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特集
2016.12.14

ESSAY…カメラマン 井上 演/「SRでレースに挑戦!」

ESSAY…カメラマン 井上 演/「SRでレースに挑戦!」

 

サーキット走行で見えた可能性!
カメラマン井上。レーサー制作開始か?!

11月6日に愛知県にある美浜サーキットで開催されたチョッパーラン。密かにSRでレースに出る事を目論んでいた僕はこれはサーキットを走らせるチャンス!と、思い切ってエントリーして走ってきました。

と言っても、僕の普段乗っているフロントドラムブレーキのSRでどれほど走れるのか……。不安もありながらも、走り出したら何のその。すっかりサーキットを楽しんできました!
 

当日はカスタムバーニング編集長・岸澤氏もエントリーしたとのことで、僕と僕のバイクもトランポに載せてもらいました。岸澤編集長、ありがとうございました!

その岸澤氏はSR500で参加。持ち込まれたバイクはすっかりレース専用車両になりつつあるSR。こちらは越谷のAAAの手によるマシン。まだまだ未完成だといいますが、カッコいい……。

そして、岸澤さん、メッチャ速かった。悔しいけど、完敗しました。

いやいや、僕のは418ccだし、ブレーキだってドラムだもん! などと言い訳を語らせると長くなるので、素直に負けを認めておきます(笑)。

サーキットを走るにあたって、最低限のレギュレーションがあって、特にアンダーカウルの装着が義務となっていることが多いのです。

これは、オイル等が漏れてしまった際に受け皿となる事でコース上に危険が残らないようにするための装備品。当然、僕のSRにも装着しなくてはならないのですが……と言うことで僕もこの日のためにAAAさんのご協力でアンダーカウルを装着しました!さらに、マフラーもAAAさんオリジナルマフラーに変更。タイヤはいつも履いているTT100GPそのままで走りました。

実際にサーキットを走ってみて思ったことは、SRのドラムブレーキは握りこんだ分しっかりブレーキが効く事は素晴らしいのですが、サーキットとなると握力が持ちません。翌日、右腕は激しい筋肉痛に襲われました(笑)。

減速が思うようにできないと言うことはその前の加速も加減しなくてはならないですからね。やはりレースでは、ディスクブレーキの方が圧倒的に有利。

そして、マフラーについて。まず、通常の取り回しではバンク時にエキパイを地面に擦ってしまうということ。AAAさんのマフラーはエンジン下のセンターを通るような設計なので擦らないのだ。そして、今まで感じた事のないようなパワー感。トルクをしっかりと残したままスルスルと高回転まで気持ち良く回るので、走っていて本当に気持ちが良かったです。
TT100は怖いと思うようなスリップは一度も無かったですが、次回はさらにハイグリップのTT900で走ってみたいと思いました。

レース競技に出ると言うことは、制動力もパワーも必要なので、実際に体で感じることができて本当に良かったと思います。今後のパーツ選びに大いに役立ちそうです!

走行会の最後に5週のチキンレースが行われたのですが……。グリッドに並んだバイクは、僕以外、全員ハーレー! だけど結果はなんと2位!!! トップと0.4秒弱差という悔しい結果でした。

と言っても、タイム別にクラス分けされた上ですが。でも2位は2位だもん!(これでも15年前はバリッとロードレースに出てたんですよ!)

実際にサーキットを走ってみて得られた情報も多かったし、なにより凄く楽しかったです!

そして、SRというバイクの魅力は無限大だと改めて痛感しました。
十分にスポーツ走行を楽しむ事ができるポテンシャルがそこには存在するのです。そう思うだけでもドキドキしますよね!

そんなわけで来年は本格的にSRでレース活動をするべく早くもディスクブレーキのベース車両を手にいれたところです。来春のシェイクダウンを目指して、これからレーサーSRを制作していきます!

まずは、失効している筑波サーキットとMFJのライセンスを更新したいと思います。いまから楽しみです!

ではまた!

著者プロフィール
essay-inoue000
フリーカメラマン
井上 演(いのうえ ひろむ)
以前バイクショップで6年間メカニックとして働き、整備士資格を取得。その後カメラの道へ入り、現在はフリーカメラマンとして、多くのバイク雑誌やカタログの撮影を行う、自称「乗って弄れるカメラマン」。撮影機材を担いで愛車のSRで取材に行くことも多い、根っからのバイク好き。
そんな井上さんのフォトスタジオ「C’est Beau(セ・ボー)」はコチラから!!

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