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2019年12月31日

ESSAY…井上ボーリング 井上壯太郎/「ツーリングはいつもSRと」


異常なできことや殺人事件や宇宙の怪物や超人やロボットや怪奇現象がないとストーリーが描けないと言うのは想像力が貧困なのではないでしょうか。

たとえば動画サイトへ行って何を見ようかっていう時ジャンルがあるでしょう。恋愛とかコメディーとかホラーとかSFとかサスペンスとか。あのジャンルわけをみただけで、なんか見る気がなくなることってありませんか?

「日常」っていうジャンルは作れないんですかね。動画を再生しても一切なにも起こらない。そんな表現があってもいいような気がするんですが。

ましてオートバイに乗って流れる風景。これってたいしたドラマですよ。事故なんて絶対に起こさないように気をつけますけど、それでもどこかに潜んでいる危機の気配。傾く水平線。排気の音。

エンジンの中では爆発が起こっている。風が流れていく。位置も動いていく。人生も流れていく。

そこに人間は何かを感じるんでしょう。何も感じないなんておかしい。

オートバイに乗ってなにが面白いんだ。そういう人がいてもいいですけど、それは面白いにきまっているじゃないですか。 説明なんてしてあげませんよ。

オートバイで走っていると前からいろいろなものが自分の中に流れ込んできます。風も風景も温度も音も、危険も発見も安堵も疲労も。クルマと違ってバイク乗りは移動しながらスポーツをしていますから。

 


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