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2017.06.02

ESSAY…CANDY Motorcycle Laboratory 中村純/「雨とカスタムバイク」

ESSAY…CANDY Motorcycle Laboratory 中村純/「雨とカスタムバイク」

みなさんバイクシーズン到来で、ツーリングなど楽しんでいますか? 日々、お仕事に追われているCANDY中村です!笑

シーズン到来でバイク乗りのみなさんのテンションも上がっている季節ですが……気付けば6月。そう、梅雨時期の到来ですよ! 雨が降ってはツーリングも厳しいですよね。梅雨はバイクに大敵です。今回はそんな梅雨時期の「雨とカスタムバイク」について書きますね!

まぁ、基本中の基本ですが・・・バイクは雨に弱いですよね。走りの面で考えると、雨合羽を着なくちゃいけないし、タイヤは滑りやすくなるし、視界が悪くなるし、晴れの日よりも気を付けて運転しなくてはいけませんよね。

 

このツーリングも途中雨でしたね…

 

バイクの調子の面で考えると、ガソリンに水が入れば始動できなかったり、走りに影響が出たり。オイルに水がはいれば、ダイレクトにエンジン内部の不調に繋がったり。電気系部品に水がはいれば、配線や基盤をショートさせて火が飛ばなかったり。

本当に良いことがありませんね。

ノーマルバイクなら、ある程度「雨対策」もされているので、そんなにすぐにトラブルは起きないと思います。

ただ、カスタムバイクはどうでしょう? スカチューンしてキャブにエアファンネルがついていたり、エンジンケースのブローバイが大気開放になっていたり、電気系部品が外にむき出しになっていたり、結果、水が混入しやすくしてしまっている部分があるんです。

かっこいいスタイルを手に入れるために、リスクも背負ってるいるというわけです。

 

 

だからと言って、CANDYも普段からカスタム多く手掛けているので、決して「カスタム反対!」なわけはありませんよ!笑

カスタムすればノーマルバイクと同じく……というのは難しくなります。でも、きちんと対策すればトラブルは最小限に抑えられると思うのです。

例えば、キャブに水が混入しないようにするなら、重要なのはリアフェンダーなどできちんとタイヤの跳ね上がる水を防ぐ。フェンダーレスやショートフェンダーにするとどうしても路面の水を巻きあげてキャブの方に飛散しやすいです。

 

 

あとは乗らない時も気をつけた方がよいです。パワーフィルターやエアファンネル、ブローバイのフィルターなどには、袋などを被せて水が入らないようにしておくとよいですよ!

 

 

電気系の部品はなかなか水の混入を防ぎづらいですが……やはり外にむき出しにならないように取り付ける方がよいですね。

ちなみに1番の雨対策は、「雨の日は乗らない!」笑。ですが、出先の雨や、通勤などでどうしても乗らなくてはならない場面もあると思うので、いざという時のために少し知識をつけておくとよいかも知れませんね!

さあ、梅雨が終われば夏本番! バイクの調子を保ちつつ、今シーズンもバイクライフを楽しんでくださいね〜!

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協力:キャンディーモーターサイクルラボラトリー

著者プロフィール
essay-nakamura000
キャンディーモーターサイクルラボラトリー
中村 純
スケートボードやスノーボードが趣味ではあるが、1番の趣味はバイクという……バイクのことばかり考えているバイク好き。乗るのはもちろんSR。他にもベスパやミニトレなども所有する一児の父。

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