※2018年12月25日の記事を再編集しました。
カフェレーサーのイメージが強いオレンジブルバードだが、基本的にはSRであれば意欲的にいろいろなカスタムをおこなう精力的なショップ。既存のジャンルにも同店らしさを入れ込んだセンス溢れるマシンは必見である。
ここに紹介するのも、まさにそんなオレンジブルバードのチャレンジング・スプリットを感じることができる1台。フューエルタンクやフロントフォーク、ブレーキキャリパーなどは純正のままでSRらしさを残しながら、ブロックタイヤでそのイメージをガラッと変更。スクランブラーを強く意識した仕様となっている。
スクランブラーといえば、その起源は1960年代に遡る。当時、現在のオフロードマシン専用のフレームや足周りなどはなく、ロードスポーツにブロックタイヤやアップハンドル、アップマフラーなどを装着したモデルがオフロードバイク=スクランブラーだったのだ。しかし、オレンジブルバード製作のソレを見てみると、決して懐古的ではなく、たとえば前後灯火類にはLEDを採用し、マフラーもスポーティーな同店オリジナル・OMC-VPSS、VELONA電気式メーターやバーエンドのLEDウインカーなど、そこかしこに現代的なディテールを散りばめているのだ。
このオリジナリティーこそがカスタムの醍醐味……これぞオレンジブルバード流スクランブラーである。
ヘッドライトはLEDをチョイス。ライトケースはスタンダードな丸タイプながら、その中を覗くと現代的!
ハンドルバーはアリエルタイプを加工。バーエンドにはLEDウインカーが埋め込まれる。
センターメーターはVELONA 電気式タコメーターを配置。レーシーな雰囲気を漂わせる。
フューエルタンクはグレーとマットブラックにペイント。落ち着いたイメージを醸し出す
シートはフューエルタンクのカラーに合わせてアルタンカーラに張り替え。カスタム感を高めている。
マフラーは同店オリジナルOMC-VPSS。エンドのカチ上げ具合がスクランブラーテイストを盛り上げる。
テールランプもLEDをチョイス。ループ加工されたフレームに合わせたシートエンドにも注目だ。
タイヤは前後ともIRC GP110。フラットな林道などを楽しみたくなるチョイスといえよう。
エキゾーストマフラー:OMC-VPSS/ヘッドライト:LEDヘッドライト/テールランプ:LEDテールランプ/Fウインカー:バーエンドウィンカー/R ウインカー:KEDOスモールウィンカー/ハンドルバー:アリエルタイプ(加工)/トップブリッジ:OMC ローヘッドクラウン/スピードメーター:VELONA 電気式メーター/シート:OMCオリジナル/フロントフェンダー:ステンレスフェンダー/リアフェンダー:ステンレスフェンダー/Fタイヤ:IRC GP110/Rタイヤ:IRC GP110/フレームループ加工 ……etc.