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カスタムマシン
2022.07.30

2%ER/YAMAHA SR400/No.291

取材協力 : ツーパーセンター

写真 : 編集部  

文 : 小川伸晃

2%ER/YAMAHA SR400/No.291


※2018年12月8日の記事を再編集しました。

オリジナルパーツをふんだんに使用した正統派ロッカーズ

オールドスクールチョッパーをはじめ、ストリート感溢れるやんちゃなカスタムを得意とする2%ERの新作は、トラディショナルな正統派ロッカーズスタイル。同店の過去の遍歴からすると、一見大人しめなスタイルだが、シンプルな造形の中にも2%ERのコダワリがしっかりと詰まっている。

水平基調のシルエットが美しいこちらのマシン。まず目が行くのが、BSAゴールドスターアルミタンクとアルミカウル付きセミダブルシートだ。どちらも試作品としてワンオフで製作されたという両パーツが、マシンに上品さを与えると同時に、60’sのトラディショナルな雰囲気をみごとに再現している。他にもマフラーやセパレートハンドル、ハーフカバーリアショックなど、オリジナルパーツをふんだんに使用し、バランスよくまとめることで、定番スタイルの中にもしっかりとした個性を持たせている。また、ドリルドされた無骨なデザインが特徴のステンレス製エンジンマウントプレートや、クラシカルな雰囲気を高めるリアドラムカバーなど、細かなパーツにもこだわることで、全体の完成度を高めている点も見逃せない。

正確な時代考証によって60’sの空気感を忠実に再現しつつ、オリジナルパーツとワンオフパーツを多用することで、定番のスタイルながらもショップのオリジナリティを見事に表現した2%ER。まさに同店の新機軸といえる、ハイクオリティな1台だ。

[Detail]


ヘッドライトは人気のルーカスタイプをチョイス。ヘッドライトレンズはルーカスの純正品で、丸みを帯びた形状が旧車感を高めている。

 


カフェスタイルに必須のセパレートハンドルは同店のオリジナル。コントロール類はアマルタイプスロットルやメッキミニブレーキマスターに換装され、加えてミニスイッチ化することでスッキリとしたハンドル周りに仕上がっている。

 


スミススタイルスピードメーターをワンオフメーターステーにて装着し、シンプルなセンターメーター仕様に。水平にマウントしている点にも注目だ。

 


スタイリングの要であるフューエルタンクはBSAゴールドスタータイプをワンオフにて製作。アルミの鈍い光沢がマシンの持つ60’sの雰囲気を高めている。

 


エキゾーストパイプ及びメガホンマフラーはステンレス製のオリジナルアイテム。クセのないシンプルなフォルムで、水平基調のシルエットとも見事にマッチしている。

 


定番スタイルの中で個性を出せるアイテムとして叩き出しで試作したというアルミカウル付きセミダブルシート。フレーム未加工のまま美しいラインを作り出すスグレモノだ。

 


試作品というクロームメッキ仕上げのバックステップ。純正バックステップと比べて10mmバック&10mmアップという過激すぎないポジショニングで、乗りやすさを損ねることなくカフェレーサーの雰囲気を楽しむことができる。

 


ブレーキパネルにはオリジナルアイテムであるリアドラムスターバーストカバーを装着することで、よりクラシカルな装いに。細部へのこだわりがマシンの完成度を高めるという好例だ。

[Custom Spec]


カフェスタイルセパレートハンドル/アマルタイプスロットル/メッキミニブレーキマスター/パイプワークライトステー Type1/ルーカスタイプヘッドライトケース/ルーカス純正ヘッドライトレンズ/チャックボックス フロントショートフェンダー/H型アルミリム(ワンサイズアップ)/フロントディスクハブキャップ/スミススタイルスピードメーター/メインキー移動ステー/ハンドルロックウェルドオンキット/セパレートハンドル用トップブリッジ Type1/スモールバレットウインカー/ロックデコンプレバー ……etc.

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