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カスタムマシン
2022.07.07

New Gate/1983 YAMAHA SR500 “British Scrambler”/No.279

取材協力 : ニューゲート

写真・文 : 浜瀬将樹

New Gate/1983 YAMAHA SR500 “British Scrambler”/No.279


※2018年8月21日の記事を再編集しました。

ダートだって楽しめる!! ニューゲート式スクランブラー

このカスタムマシンの名前は「ブリティッシュスクランブラー」。ビルダーの江本さん曰く「60年代のマチレスやトライアンフ・トロフィーをイメージした」というSR500だ。ニューゲートの得意なクラシカルスタイルであり、見た目だけではなく、走りにも注視したという1台をじっくり見ていこう。

たくさんの見どころがあるなかで、まず注目したいのが、トラディショナルな雰囲気とおおらかなハンドリングが楽しめる前後19インチホイールである。19インチにしたからには、タイヤ選びも重要になってくるわけだが、溝の深いパターンが特徴のダンロップK70をチョイスし、クラシカルなイメージをアップさせた。また、キャブレターはエンジンに手を加えていない代わりに、ハイパワーが楽しめるFCRを装着。軽快なふけ上がりとともに、公道でも林道でも颯爽と駆け抜けられる仕様となった。

K&H製シートやブルクランズ製トライアンフマフラーなど、違和感なくカスタムパーツを装着しているものの、フューエルタンクやハンドルは純正を採用。SRらしさを残しつつも、ビルダーの思い描くクラシカルなカスタムマシンへと昇華させる秀逸なバランスにも注目。派手さはないが、バイクらしさ、そして走る楽しさを突き詰めた通な1台といえよう。

[Detail]


SR500の初期型ハンドルを装着。スピード&タコメーターはデイトナ製ビンテージタイプにすることで、トラディショナルな印象に。

 


フロントホイールにはモーターガレージグッズ製パイプワークスタビライザーを装着。フェンダーレスの軽快な雰囲気と剛性アップを両立させる人気のセットアップだ。

 


フューエルタンクは純正をベースにオリジナルペイントを施す。パッドがクラシカルな雰囲気を高めている。

 


クラシカルな外観とは裏腹に、キャブレターにはFCRφ39をチョイス。見た目だけでない、走りへの高いこだわりが見て取れるポイントだ。

 


サイレンサーはブルックランズ製トライアンフタイプ。マシンにブリティシュなイメージを与えることはもちろん、堂々とした存在感を感じる。

 


同店とも親交の深いスティンキー製ロングスイングアームとヘイゴン製リアサスペンションの組み合わせでスタイリッシュな足周りに!

 


テールランプはK&H製ルーカスタイプを装着。シート後端に縫い付けられた同点オリジナルワッペンにも注目!

[Custom Spec]


エキゾーストパイプ:ブルックランズ/サイレンサー:ブルックランズ トライアンフタイプ/キャブレター:ケーヒン FCR39/エアクリーナー:K&N パワーフィルター/ボアエース マニホールド/ヘッドライト:デイトナ ビンテージヘッドライト/テールランプ:K&H ルーカスタイプ/ウインカー:CGC 72タイプ/電装ボックス:モーターガレージグッズ FRP電装ケース/ハンドルバー:ヤマハ純正 初期型SR500ハンドル/ハンドルポスト:純正/ミラー:バム クランプタイプ/スピードメーター:デ イトナ ビンテージメーター/タコメーター:デイトナ ビンテージメーター/Fブレーキ:2型ドラムを使用/2%ER クラシカルハブキャップ/シート:K&H 加工&表皮張り替え/ステップ:純正/フューエルタンク:ヤマハ純正 2型SR用塗装/モーターガレージグッズ パイプワークスタビライザー/リアフェンダー:ワンオフ スチール/K&H リアフェンダーステー/ブルックランズ トライアンフタイプライトステー/モーターガレージグッズ ビンテージフォークブーツ/フロントフォーク:ハイパープロ 強化スプリング/リアサスペンション:ヘイゴン メッキスプリング/スイングアーム:スティンキー ロング/Fホイール:エキセル アルミHリム(径:19inch)/Rホイール:エキセル アルミHリム(径:19inch)/Fタイヤ:ダンロップ K70(サイズ 3.25-19)/Rタイヤ:ダンロップ K70(サイズ 3.50-19)  ……etc.

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