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カスタムマシン
2022.06.03

CASCADA/2005 YAMAHA SR400/No.266

取材協力 : カスカーダ

写真 : 井上 演  

文 : 小川 伸晃

CASCADA/2005 YAMAHA SR400/No.266


※2018年5月8日の記事を再編集しました。

 

王道パーツが盛りだくさん! 走りも追求したトラディショナルカフェ

50~60年代のイギリスで誕生したカフェレーサー。SRカスタムにおいて特に人気の高いスタイルだが、同スタイルの持つトラディショナルな部分を再現しつつ、走行性能も追求したのが、福岡県を拠点とするカスカーダだ。

まずは外装を見てみよう。フューエルタンクにはデイトナ製ノートンタイプアルミタンクを搭載し、その形状とアルミ特有の鈍い輝きはマシンの雰囲気をおおいに盛り上げている。他にもペイトンプレイス製セミダブルシートにマグラタイプセパレートハンドル、WM製バックステップなど、人気と実績を兼ねたパーツを組み合わせたスタイリングは、まさにカフェレーサーのお手本のような王道的仕上がりとなっている。

一方で走行性能に目を向けると、古めかしいルックスとは裏腹にかなりアグレッシブだ。エンジンこそノーマルのままだが、マフラーはオーバーレーシングのチタンメガホンを装着し、キャブレターはTMR-MJNをチョイス。リアサスペンションはナイトロン製に換装され、加えてブレーキ周りも強化されており、大幅なパフォーマンスアップが図られている。

他にもエンジンをはじめとした各部バフがけによる美しい輝きなど、見どころは盛りだくさん。トラディショナルなルックスにハイパフォーマンスな走り……2つの要素を楽しめる、贅沢な1台だ。

[Detail]


ヘッドライトはルーカスタイプをチョイス。パイプ型ステーと相まってトラディショナルな雰囲気を醸し出している。

 


ワイズギア製のキャストホイールに、サンスター製ディスクローター&ブレンボ製キャリパーの組み合わせで、レーシーな足周りを構築。

 


ペイトンプレイス製TZタイプトップブリッジに、マグラのセパハンを装着。デイトナ製メーターがメカニカルなハンドル周りを演出している。

 


スタイリングの肝であるノートンタイプアルミタンクはデイトナ製。アルミ特有の鈍い輝きがマシンの雰囲気を高めている。

 


シートはペイトンプレイス製セミダブルシート。薄型のシンプルな形状がカフェスタイルにマッチしている。

 


バフがけによってみごとな輝きを放つエンジン。マシンの存在感をワンランクアップさせるディテールである。また、キャブレターはヨシムラTMR-MINを装着。

 


エキゾーストパイプ、サイレンサーは共にオーバーレーシング製。チタン特有の焼き色がレーシーな雰囲気を高めている。

 


リアサスペンションはナイトロン、スイングアームはスティンキー。純正とは一線を画したハイパフォーマンスな走りを演出している。

[Custom Spec]


エキゾーストパイプ:オーバーレーシング/サイレンサー:オーバーレーシング チタンメガホン/キャブレター:ヨシムラミクニ TMR-MJN/エアクリーナー:ボアエース エアアシストファンネル/ヘッドライト:ルーカスタイプ/テールランプ:ルーカスタイプ/ウインカー:CGC ヨーロピアンタイプ/電装ボックス:ペイトンプレイス /ハンドルバー:マグラ/トップブリッジ ペイトンプレイス TZタイプ/ミラー:POSHスタジアムラウンド/スピードメーター:デイトナ/タコメーター:デイトナ/Fブレーキキャリパー:ブレンボ/Fディスクローター:サンスター プレミアムレーシング/Fブレーキホース:アクティブ/Fマスターシリンダー:ゲイルスピード/Rブレーキについて:純正/シート:ペイトンプレイス セミダブル/ステップ:WM/フューエルタンク:デイトナ ノートンタイプアルミ/フロントフェンダー:ペイトンプレイス/リアフェンダー:ペイトンプレイス/フロントフォーク:純正/三つ又:ボアエース/リアサスペンション:ナイトロン/スイングアーム:スティンキー/ホイール:ワイズギア キャスト/Fタイヤ:ブリジストンBT45/Rタイヤ:ブリジストンBT45 ……etc.

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