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カスタムマシン
2021.11.27

FLAKES/YAMAHA SR500 /No.214

FLAKES/YAMAHA SR500 /No.214


取材協力:フレークス
写真:井上 演 文:佐賀山敏行

※2017年5月25日の記事を再編集しました。

カスタムのテーマは「楽(ラク)に乗れる」!

カフェレーサーにしろ、ボバーにしろ、スピードを感じさせるカスタム作りに定評があるのが、愛知県に拠点を置くフレークス。今回製作したのも、シルエットを見ればボバーのソレながら、その細部やディテールの随所に「スピード」を思わせる1台である。

テーマとなったのは「楽に乗れること」。しっかりと走り、曲がり、止まる。さらに軽くなっているので取り回しもラク。もちろんそれは「楽しい」にも繋がっているという。

詳細を見ていくと、スタイリングはボバーを踏襲しているので、車高はしっかりと落とされ、足つき性は大きく向上。それでいてフロントサスにはハイパースプリングとスラストベアリング、さらに同店オリジナルのオイルチューニングが施されている。リヤサスはナイトロンに特注したショートサスを採用。短くなったストロークを補ってあまりある性能が期待できる。また、FZR純正を加工したスイングアームや太めの前後18インチタイヤも見逃せないポイント。マシンコンセプトどおり、しっかり走って曲がることが考慮されているのだ。当然ながら、エンジンやブレーキにもこだわりが凝縮。「とにかく乗りやすくて、楽で速い!」とはビルダー佐藤さんの弁である。

当然、ルックスにも十分な配慮がされており、フューエルタンクやシート、フェンダーといった主だった外装パーツはワンオフで製作。とくにテールランプが埋め込まれたシッシーバーは必見のディテールといえよう。オールドスクールに偏らず、ハイテックパーツをちりばめらながらも、高いバランスを保っているところにビルダーの高いセンスを感じることができる。

ボバーのシルエットに最新のパーツチョイス、そしてローダウン車両とは思えない乗りやすさ……すべてを高次元でまとめた秀逸な1台だ。

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