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カスタムマシン
2018.04.14

ORANGE BOULEVARD/2001 SR400/SR File.225

ORANGE BOULEVARD/2001 SR400/SR File.225


取材協力:オレンジブルバード
写真:井上 演 文:小川伸晃
※2017年9月22日の記事を再編集しました。

 

カフェスタイルにこだわり、
ハイパフォーマンスな走りにもこだわる

トラッカーやボバー、チョッパーなど、様々なカスタムスタイルがある中で、根強い人気を保つのがカフェレーサースタイル。今回、SRカスタムの老舗オレンジブルバードが製作したのもまた、同店が得意とするカフェレーサーのシルエットを持ちながら、よりレーシーさを求めた1台だ。

このマシンでは純正らしさも十分に残されており、スタイリングの要であるフューエルタンクは純正を採用。フレームも無加工で使用することで、全体にSRらしさを色濃く残している。また、前後フェンダーを始め、アルミパーツを多用しており、ブラックアウトされた前後リムと相まって、重厚かつクラシカルなルックスに仕上がっている。

一方、走りに目を向けるとまるで別物だ。エンジンは510ccにスープアップされ、OMCヘビーフライトホイールウェイトを装着することでトルク感を向上させている他、足周りは前後エキセルリム18インチ&オーリンズサスの組み合わせで旋回性能アップ! 吸排気は同店自慢のOMC VPSSマフラーに、FCRキャブを採用するなど、随所にオリジナルパーツを織り交ぜながら大幅にカスタムを施すことで、純正とは別次元の走行性能を獲得している。

純正の雰囲気を残しつつ、ハイパフォーマンスな走りを堪能できるこちらのSR。SRらしい見た目はそのままに、走りも楽しみたいという人にうってつけの1台と言えるだろう。


ヘッドライトはフランスの老舗ライトメーカーであるシビエ製をチョイス。クラシカルなフォルムはSRとの相性も抜群だ。

 


スイッチ類は純正を使用することで操作性はそのままに、マグラセパレートハンドル×デイトナ製クラシックメーターの組み合わせで、クラシカルな雰囲気に仕上げている。

 


フューエルタンクは純正をガンメタルにリペイント。アルミ×ブラックの車体と相まって重厚なイメージを作り出している。

 


シートはボアエースのマーク1をチョイス。フレームに沿ってぴったりとマウントされており、シートレール加工無しでこの一体感はさすがの一言。

 


テーパードタイプのサイレンサーがレーシーな雰囲気の、OMC VPSSマフラー。インナーサイレンサーを外せばレース仕様になるなど、性能も折り紙つきだ。

 


カフェスタイルの必需品であるバックステップはボアエース製。多くのカフェSRで使われてきた、性能と実績を兼ね備えた逸品だ。

 


前後リムをブラックアウトすることで、引き締まった足周りを演出。オーリンズサスは走行性能ととももにクラシカル感を演出するために、タンクなしをチョイス。

 


シート下にETCや電装系をコンパクトにまとめたスカチューンカスタムを施すことで、軽快でレーシーな雰囲気を作り出している。

 


Custom Spec
エキゾーストパイプ:OMC VPSSエキゾースト/キャブレター:FCRφ35/OMC アルミインシュレーター/ビトーR&D アルミロングファンネル(100㎜ロング)/ヘッドライト:シビエ/テールランプ:WMルーカスタイプ/ウインカー:スモールウィンカー/ハンドルバー:マグラ セパレートハンドル/トップブリッジデイトナ トップブリッジ/ミラー:バレン TTミラー/スピードメーター:デイトナ クラシックメーター/タコメーター:デイトナ クラシックメーター/Fブレーキキャリパー:ブレンボ4ポット/Fディスクローター:サンスターφ320ローター/Fブレーキホース:プロト ステンレスメッシュホース/シート:ボアエース マーク1/ステップ:ボアエース バックステップ/フロントフェンダー:WM アルミフェンダー/リアフェンダー:WM ショートアルミフェンダー/リアサスペンション:オーリンズ(タンクなし)/エクセルリム(ブラックアルマイト加)/ピストン:ワイセコ/クランク:OMCクランク/ARPスタッドボルト/OMCヘビーフライホイールウェイト ……etc.

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