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カスタムマシン
2018.07.14

singlebigk/1978 SR500 “最初期78ワインディングモデル”/No.153【再掲載】

singlebigk/1978 SR500 “最初期78ワインディングモデル”/No.153【再掲載】

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取材協力:シングルビックケイ
写真:井上 演
※2016年1月23日の記事を再編集しました。

 

最初期SRの風合いを大切に
各部を強化したデモマシン

前回紹介した初期型SR400に続き、今回紹介するのは初期型SR500をベースにした1台。しかも1978年前期製造という、まさに初期中の初期というレアモデルだ。

カスタムのコンセプトは、「78年式の初期スタイルを崩さずに仕上げる」ということ。外装はオリジナルペイントを活かし、それでいてエンジンなどの内部はすべてメンテナンス済み。結果、ノンレスト車両のような見た目となっている。これだけのコダワリがあれば、“フルオリジナル”とすることもできただろうが、よりSRらしさを引き出すためのカスタムが施されている点にも注目。オリジナルパーツはブラックにこだわり、オイルカバーやジェネレーターカバーはフィン付きブラックに換装。マシンの質感を高めている。

また、このマシンはそのペットネームからも分かるとおり、ワインディングでの走りを重視しており、足周りを強化。フロントダブルディスク化やオーリンズ製スプリングを投入したフロントフォーク、アイコン製リアサスペンションなどを装備している。

貴重なモデルだからこそ、「いつでも快適に走れるように維持したい」……そんなオーナーのSRに対する愛が溢れる1台である。


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オリジナル削り出しマスターシリンダーカバーを装着。ハンドル周りに華を添える。

 

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フロントブレーキはダブルディスク化。純正を流用することで、当時のイメージを継承している。

 

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エンジン各部に装着したフィン付きカバーは同店オリジナル。エンジンの表情をガラリと変える。

 

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オリジナルジェネレーターカバーはブラックのフィン付き。SRの旧車感を高めるディテールだ。

 

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クラッチカバーやオイルカバーも交換。純正イメージを保ちつつ、カスタムが進められている。

 

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カムチェーンカバーは真鍮製。もちろん同社オリジナルだ!

 

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初期型ステッカーのリプロダクションも同社オリジナル。こういうパーツがあるのは、うれしい限り!

 

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Custom Spec
エキゾーストパイプ:singlebigk(ステンレス)フルパワー/サイレンサー:singlebigk(ステンレス)フルパワー/キャブレター:1979年式SR500用 ベンチュリー加工/singlebigkチューニングキットでセッティング/ETC(内蔵型)/singlebigk削り出しデコンプレバー/Fブレーキキャリパー:YAMAHA純正流用/Fディスクローター:YAMAHA純正流用/Fブレーキホース:YAMAHA純正流用/Fマスターシリンダー:YAMAHA純正流用 singlebigk削り出しマスターシリンダーカバー/singlebigkハブダンパー封入式Oリング/Fダブルディスク仕様/フューエルタンク:純正オリジナル塗装/フロントフェンダー:19インチ/リアフェンダー:輸出用フェンダーラップ/サイドカバー:singlebigkステッカー(初期型グラデーション)/フロントフォーク:オーリンズスプリング オイルチューニング/リアサスペンション:IKON/スイングアーム:/Fホイール:TAKASAGO Hリム(リム幅:1.85/径:18inch)/Rホイール:TAKASAGO Hリム(リム幅:2.15/径:18inch)/Fタイヤ:ピレリ スポーツデーモン(サイズ:100/90-18)Rタイヤ:ピレリ スポーツデーモン(サイズ:130/70-18)/Fスプロケット17/ピストン:輸出用/重クランク リビルト/エンジンカバー(クラッチカバー:テフロン塗装)/真鍮カムチェーンカバー/オイルフィルターカバー/ジェネレーターカバー/スプロケットカバー/タペットカバー/各種エンジンガスケットO/Hキット/最初期フレーム(補強付)/singlebigk削り出しオイルキャップ/エンジン内部のガスケットはsinglebigkオリジナルパーツ ……etc.

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