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2017.09.25

CANDY Motorcycle Laboratory/YAMAHA SR400 “Black Berry”/No.082【再掲載】

CANDY Motorcycle Laboratory/YAMAHA SR400 “Black Berry”/No.082【再掲載】

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取材協力:キャンディーモーターサイクル
※2014年10月20日の記事を再編集しました。

 

“コンパクト”とは逆をいく
SRチョッパーのもうひとつの方向性

SRチョッパーといえば、シンプルな車体を活かしたコンパクトなものが主流。しかし、もともとは純正スタイルを良しとせず、自身のオリジナリティを追求するカスタム……なかでも反骨の表れともいえるチョッパーにおいて、他人と同じものなど本末転倒。そこで今ではひとくちにSRチョッパーといっても、さまざまなスタイルが生まれているのが現状だ。

キャンディモーターサイクルラボラトリーが製作したチョッパーも、まさにそんな1台。短く、コンパクトなチョッパーとは全く異なるロングシルエットがその最大の特徴となっている。しかし、もちろん主流と異なるだけがテーマではなく、同店ならではの高いバランス感覚が活きていることはいうまでもない。全長こそ長くはなっているが、あくまでも単気筒モデルらしく、細さを強調した車体作りもそのひとつ。ブラックとメッキのコントラストが強烈な印象を残すワンオフメッキタンクやシートカウルも車体の個性を光らせるディテールだ。前後ホイールは21-16インチとチョッパー王道の組み合わせだが、タイヤにAVONを選択することで、オールドスクールテイストを打ち消している点も見逃せない。

パフォーマンスカスタムにカフェレーサー、さらにチョッパーやトラッカーまで、あらゆるスタイルを得意としながらも、そのどれにも独自の個性を注ぎ込むキャンディ。このマシンもまた、同店だからこそできるセンスで組み上げられた1台なのである。

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純正フロントフォークをローダウン加工しフロントホイールはDID製アルミ2.15J-19インチを装着。ヘッドライトにはビンテージスポットライトを採用する。

 

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低くマウントしたハンドルバーは同店によるワンオフ。直付けとすることで、シンプルなハンドル周りになっている。

 

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エンジンは546ccにまでスープアップ。キャブレターはCRφ38を装着し、パフォーマンスアップが図られている。もちろん、見た目も美しい!

 

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ワンオフタンクは側面中央部をメッキ、上面と側面の周りをブラックアウトすることで、強烈な個性を放っている。

 

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シートカウルもワンオフで、チョッパーながらもレーシーなフォルムを醸し出している。

 

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車体下側から上がっていく取り回しは、かつてのH-Dボバーを思わせるディテール。伝統的なスタイルと現代風のディテールをみごとに融合させている。

 

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リアホイールはDID製アルミ3.00J-16インチ。タイヤにはAVON AM26を採用することで、走りを予感させるリアビューを演出している。

 

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Custom Spec
エキゾーストシステム:ワンオフ/キャブレター:CRφ38/ワンオフサイドテール/ハンドルバー:ワンオフ直付け/トップブリッジ:純正スムージング加工/スピードメーター:ミニメーターサイドマウント/Fブレーキキャリパー:ブレンボ4POTキャスティングブラック/Fディスクローター:サンスター製プレミアムレーシング/Fマスターシリンダー:グリメカ/シート:ワンオフメッキタンク/電装ボックス:ワンオフプレート/リアサスペンション:オーリンズ/スイングアーム:ワンオフ論衰100mm/カムシャフト:ヨシムラST-1/ピストン:SOHC製φ91/シリンダー:純正トルクプレートボーリング/クランク:500純正/シートレールドロップ加工 ……etc.

 

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