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2017.06.08

山口輪業/1994 SR400 “山口輪業零号機”/No.052【再掲載】

山口輪業/1994 SR400 “山口輪業零号機”/No.052【再掲載】

052
取材協力:山口輪業
※2013年6月4日の記事を再編集しました。

 

アイデアと技術が詰まった
山口輪業を代表する1台!

SRをベースにしながらも、定番とは微妙に異なるハズシによって独特の世界観を持つマシンを作り出す山口輪業。その代表作となるのが、ここに紹介する1台だ。

94年式SR400をベースに、フレームなどは純正のスタイリングを活かしたまま車体周りを構成。しかし、大きく突き出したフロントフォークや低くセットされたセパレートハンドル、小振りな外装パーツが同店らしさをアピールしている。また、ブレーキは純正のままながらもフロントスプリングとリアサスペンションはオーリンズを装着。エキセル製リムも相まって、軽快な走りが楽しめるようにされているのもこのマシンの大きな魅力である。マシンの見どころは他にも多くあるのだが、やはり目を見張るのがフロントカウルとシートカウルだろう。独特の丸みを帯びたスタイリングは他に類がなく、まさに山口輪業のセンスが遺憾なく発揮されたポイントだといえよう。さらにグレーフレームによってどうしても目立ってしまう配線を、逆に“見せる”ことによって外観の魅力に変えているのも見逃せない!

ただ奇抜なだけのマシンとは明らかに違う……純正フレームでSRらしさを残しながらも高い存在感とオリジナリティを発揮する。山口輪業渾身の1台、である。

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フロントカウルはヘルメットからかたどったもので、違和感のない仕上がりを見せる。ヘッドライトはLEDプロジェクターを流用。

 

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MGグッズ製汎用ピーナッツタンクを加工して装着。マットペイントにステンシル風レタリングが施されている。

 

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シートの縫製とウレタンラインはラズルダズルによるワンオフ。絶妙なシルエットがマシンフォルムを整える。

 

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銅管や銅箔によって、配線やパイプをあえて見せる。グレーにペイントされたフレームとの相性も抜群だ。

 

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シートカウルもヘルメットからかたどったワンオフ。テールランプもワンオフで製作されており、独特のリアビューを作り出す。

 

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モーターロック製エキゾーストパイプに汎用フィッシュテールを組み合わせる。やや長めのマフラーエンドが絶妙なバランスだ!

 

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Custom Spec
エキゾーストパイプ:モーターロック/サイレンサー:汎用フィッシュテール/キャブレター:FCRφ37/ウインカー:ムーンアイズ製汎用/ハンドルバー:汎用35mmセパハン/ハンドルポスト:ペイトンプレイス製TZトップブリッジ加工/スピードメーター:MGグッズ製スミスタイプ/シート:汎用/フューエルタンク:MGグッズ製ピーナッツタンク加工/フロントインナースプリング:オーリンズ/リアサスペンション:オーリンズ/ペインター:ショウワオートサービス etc.

 

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