取材協力:ビアード
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2015年03月02日の記事を再編集しました。
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広島県廿日市市にあるビアードが製作したのは、前後サスペンションをローダウンさせたチョッパーカスタム。しかし、定番のシートレールドロップを採用せず、ブロンコ用をメッキ加工したフューエルタンクにワンオフシート、地面と水平に伸びたショーティサイレンサーなど、全体的には大人しめの印象となっている。
聞けばマシンのコンセプトは「大人の雰囲気を満喫させるSRらしいカスタム」とのこと。なるほど、前後21-16インチホイールやオリジナルミドルアップハンドルなどでチョッパーらしさを演出しつつも、フューエルタンクからリアフェンダーへの流麗なラインや絶妙な8°トリプルによるフロント周りにって、SRチョッパーが持つ“ヤンチャ”感は鳴りを潜め、ジェントルなイメージにまとめられているのだ。
キビキビと走るのではなく、のんびりゆったりとクルージング……そんなシーンが似合いそうな1台だ。