取材協力:キャンディーモーターサイクルラボラトリー
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2012年07月21日の記事を再編集しました。
ここ数年で爆発的にその数を増やしたのが、チョッパースタイルのSR。しかし、そのほとんどはストックのフロントフォークを使い、前後ローダウンを施したコンパクトなものである。しかし、かつて本国でのチョッパーの歴史がそうであったように、SRチョッパーにおいても、いま新たなムーブメントが生まれようとしている…。
神奈川県のキャンディモーターサイクルラボラトリーが製作したのは、純正フレームをベースにシートレールをドロップ加工したチョッパースタイルを持つ1台。
注目すべきはやはりフロント周りで、4インチフォークジョイントを装着することによって、ロングフォークスタイルとなっているのだ。
SRベースのチョッパーといえば、ショートフォークスタイルが一般的。しかし、キャンディではロングフォークを見事SRに落とし込み、絶妙なバランスで仕上げることに成功している。
またペイントもこのマシンの注目すべきポイントのひとつ。キャンディグリーンとレッドを組み合わせたフレークペイントは、炭酸飲料の『マウンテンビュー』をイメージ。オーナーの遊び心が見て取れる。
コンパクトな車体ながらも、フォークの長さやシートレール加工のバランスを上手く取ることで、まったく違和感のないロングフォークスタイルに仕上げられたこの1台を見ていると、SRカスタムの新たな潮流を感じずにはいられない……。