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2017年04月02日

インタビュー…シングルビックケイ代表・柴沼啓さん(前編)


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純正パーツやオリジナルカスタムパーツを豊富にリリースしているシングルビックケイ。当サイトでも数々のカスタムパーツやカスタムマシンを紹介してきたが、今回当サイトでは、来年で10周年を迎える同店の代表、柴沼さんにインタビューを敢行。前編では、バイクやSRとの出会い。お店をオープンするまでの経緯を聞いた。是非、ご覧いただきたい。

取材協力:シングルビックケイ

 


常にバイクが側にいた……
だけど、最初はSRに魅力を感じなかった?

編集部(以下、編)ーまずは、バイクとの出会いを教えてください。

柴沼啓さん(以下、柴沼)「高校生の時です。友だちとか、先輩とかの影響もあったと思うけど、やっぱり女の子にモテたいっていう気持ちが大きかったですね(笑)」

編ー最初に乗ったバイクって何ですか?

柴沼「ビラーゴ250です。先輩から譲り受けました」

編ーそれからどのようにSRと出会うのですか?

柴沼「高校の先輩とか友だちとか、いっぱい乗っていたし、目にすることは多かったのですが……当時は響かなかったんですよねー。だから25歳くらいまでSRに乗っていませんでした」

 


代表・柴沼啓さん

 

編ーバイクを知ってから間が空いていますね。ということは、色々な種類のバイクには乗っていたと。

柴沼「そうです。ビラーゴの後は、スティード、XJ400、ゼファーなど、ジャンルを問わずに乗っていました。20歳の頃からバイクのオークション会場で働いてはいたものの、その傍らでDJやったり、スノボー、スケボーとか色々遊んでいましたね。遊びの中にバイクはあったけど、オシャレの一環だったり、みんなと遊ぶツールでしかありませんでした」

編ーそこからどういった経緯でバイクショップになろうと思ったのですか?

柴沼「25歳で遊びをやめたんです。仕事として、ちゃんとやろうと決心しました。当時、毎日やっていることといえば、飯食って寝ての他にバイクくらいしかなかったですから。仕事として本気で打ち込めるものを欲していたんだと思います」

編ー本気というと?

柴沼「塗装をするにしても缶スプレーで自家塗装するのは趣味の範疇ですよね。そこから、ワンランク上げるならやっぱりウレタンでガン吹いたり……とかになると思うんです。10代からバイクをイジってはいましたけど、本格的な工具を買い始めたり、バイク屋として勉強するためのモノをどんどん揃えていきました。その他にも、草レースやクラシックレースに出たりしましたよ」

編ー本気になるキッカケがあったのですか? 趣味だったものを仕事にするのって楽しい反面、覚悟も必要になると思うのですが。

柴沼「20歳の頃に全く英語を話せない友達が、『教師になる』ってアメリカに行っちゃったんですよ。そいつが帰国してくるたびに英語は話せるようになるし、体は大きくなるし、アメリカの面白い話も持ってくるし……これはすごいなと。教師になるって夢もちゃんと叶えたんですよ。その姿を見ていたら、僕も何か負けないものが必要だと思ってバイク屋をやろうって思ったんです」

編ーすごい決断力ですね。

柴沼「決心する前は、DJとして東京でガンガン回して、インターナショナルに行きたかったんですけど、ちょっと違うんじゃないかなって思ってきちゃって。音楽がダメっていうわけじゃなくて、バイクは、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキっていう世界に通じる4大メーカーがありますし、何よりバイクが大好きなので、本気でやろうって思いました」

 


若かりし頃の柴沼さん。SRに触れるたびに徐々に魅力にハマっていったのだとか

 

編ーなぜ、SRに特化したバイクショップをやろうと思ったのですか?

柴沼「2ストやったり、ミニやったり、旧車やったり、色々イジっていたんですよ。でも、その中でSRだけは離れられなかった」

編ー今振り返ると、理由は何だと思いますか?

柴沼「ポテンシャルがすごくて幅が広がるバイクだと思ったんでしょうね。いろいろなバイクに乗ったから分かるけど、SRはシンプルだしバイク然としたスタイルじゃないですか。それにチョッパーとかカフェレーサーとか色々なスタイルにもカスタムできるから可能性を感じたんです。あと、若い人から年配の方まで乗れるバイクなのでいいんじゃないかなって」

編ーでも、バイクが好きだとはいえ、いきなりSRのことを勉強するのって大変だと思うのですが、いかがでしょう?

柴沼「例えば、ある人が1日8時間労働するじゃないですか。でも僕は、16時間やればその分2倍働けるし、2倍知識が入って2倍給料が稼げるだろうって考えなんです。やり始めたのも遅かったし、気づくのも遅かったから遅咲きかもしれないけど、人の2倍はやったと思いますよ」

編ーそこからお店をスタートさせるわけですが、店名の由来は?

柴沼「シングルっていうのは一人で、ビッグっていうのは大きく、Kは僕の下の名前(啓)からとりました。シングルバイクをもじったていうのもありますし、僕の好きなノトーリアス・B.I.G.っていうDJの名前とか、自分の人生の要素を色々取り入れた造語ですね」

 

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シングルビッグケイのロゴ

 

編ースタートが2008年ですよね?

柴沼「そうです。27歳で仕事をやめて、2年ほど父親の介護をやっていたんですど、その時にパソコンを勉強しました。そこでバイクパーツを売ってみようって思って、純正パーツを中心にネットショップを始めました。理由としては、注文した部品が間違っていたり、結局ほかの部品も必要だった……とか、ユーザーさんが注文に困っているだろうなと思ったからです」

編ーいまでこそ当たり前ですが、ネットショップって当時あまりなかったんじゃないですか?

柴沼「そうですね。表立ってショップをアピールする事もしたくなかったし、裏方として陰ながらユーザさんを支えたかったので、ネットショップをはじめましたね」

 

後編はコチラから!

 

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シングルビックケイ代表・柴沼啓さん
同社代表でDJや海外で働く経験を持つ異色の経歴の持ち主。SRに人生を捧げる決意を持っており、インタビューの最後には「今年は動きますよ」と語ってくれた。今後も柴沼さんとシングルビックケイから目が離せない!

 

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