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2017年02月01日

Special Issue……井上ボーリングに『工場見学』へ行ってきました! VOL.1



取材協力:井上ボーリング
写真:井上 演 動画制作:編集部

 

あのメーカーやショップでは何が行われているのか?
気になる工場のなかを拝見!!

小学生のころ、遠足と並んで楽しみだった行事が「社会科見学」。学校での毎日とはまったく違う「大人たちの日常」にドキドキワクワクしたものです。小学何年生のころからは忘れたけれど、ヤマザパン工場での香りや製鉄所での真っ赤に焼けた鉄は、いまでもはっきりと覚えています。そんな子どもの頃のドキドキを取り戻すため、「そうだ、SRタイムズでも社会科見学をやってみよう!」と思い立ったのが、今回の企画。1回目として見学に協力してくれたのは、当サイトでおなじみの井上ボーリング(iB)。SR400をアルミメッキシリンダー化する独自の技術に興味津々な読者も多いのではないでしょうか? 今回の企画では「VOL.1」で工場全体の説明、「VOL.2」でアルミメッキシリンダーの製作工程を紹介します! では、小学生に戻った気分で、「工場見学」を楽しんでいってくださ~い!/SAGAYAN

 


オフィス・受付


まずはオープニング。iBの玄関口から、お客様窓口と事務所を紹介します。
ナビゲーターを務めるのはiB フロントレディを務めるKKURUMIさん!

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今や日本中から荷物が送られてくるiBですが、じつは持ち込みも大歓迎。「来社の際は、一報ください」とのことで、井上社長とぜひ、エンジンやバイクの話で盛り上がってください! 希望であれば工場の案内もしてもらえるそうですよ!!

 
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受注・発送場


全国各地から送られてくるシリンダーをはじめとしたエンジンパーツたち。
それらはまず、ここに集められるのです。

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依頼数はたいへん多く、また何人もの技師が携わるので、すべての受注はここでコンピューター処理され、作業内容や納期がわかるようにして、現場に流されます。管理は受注番号によって一括管理されていて、進捗状況や品物の所在位置などがパソコン上でわかるような工夫もされています。

 
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NC工場


いよいよ工場内に入ります!
まずはマシニングセンターやNC旋盤など、基本といえる工作機械の紹介。

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マシニングセンターやNC旋盤など本来は量産加工に適したようなコンピュータ付きの工作機械です。現在は内燃機加工であるボーリングや鋳鉄スリーブ製作・ICBM® 用スリーブ製作などに使われているそうです。

ちなみに工場の片隅にはいまでもヨソでは使われているボーリングマシンも記念に置いてありますが、iBではもう使っていないとのこと。その理由は「精度や加工能率に大きな差がある」から。単品製作に使われる汎用旋盤にも0.001mm単位の読み取り装置がつけられて、iBでは高精度な加工を実現しています。

 
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R&Dロフト(研究室)


iBでは日々、新製品や品質向上のための研究が行われています。
「R&Dロフト(研究室)」と名付けられた特別なスペースを公開してもらいました!

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ここは水素バイクの開発やロードレース・モトクロスなどに参加するためのマシン、レストアするバイクの整備などに使われる専用スペース。「お客さまがiBに求めるもの、ご依頼時のお客様の気持ちを知るためにも欠かすことができないスペース」なのです。

 
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ホーニング


井上ボーリングが誇る技術「プラトーホーニング」はここで行われます。

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工作機械の精度で品質を保証するマシニングセンターやNC旋盤とは逆に、ホーニングマシンは50年も前の機械を使っているそうです。その理由は「ホーニングは機械精度ではなく、技師の技術にもっぱら頼る加工で、機械精度だけでは品質が出せない」から。砥石の粒度・ボンドの種類・砥石の幅・長さ・ストローク量・拡張圧などの変数が多すぎるうえ、“かけがえのないたった一個の依頼品”に対してズバリと条件を決定するには、技師の知識と技量が欠かせず、機械に置き換えることはできないのです。


また、iBが得意とするプラトーホーニング(慣らし運転を不要にする技術)では、2行程のホーニングと面粗度計による精確な測定が欠かせません。

 
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平面研磨機


高い精度を誇るiBの加工技術。
さまざまなところでそれを垣間見ることができますが、平面研磨機もそのひとつといえるでしょう。
機械の動きは必見ですヨ♪

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砥石による本当の「研磨」で行うiBのメンケンは通常のフライスなどによるバイト目(ツールマーク)がなく、桁違いの面精度を誇っています。平面度・面粗度に優れるだけでなく、一度の取りしろが0.01mmと極小であるため、最低限の取りしろで無用に圧縮をあげることなく、面の状態だけをあげることができるのです。

 
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クランクシャフト分解・組立・芯出し


クランクの芯出しは職人による手作業。年季を感じさせる工具も必見です!

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一見乱暴に見える銅ハンマーによる芯出しですが、多くの場合で0.01mmまで、部品の状態がよければ”0”の芯出しができるとのこと。また、iBでは多くの機種の組立治具を用意してあり、組立時点で0.03mm程度の精度を出し、その後銅ハンマーで叩いてさらに精度を出すそうです。治具を使うことによって位相のずれをなくせるのと、最小限のストレスでクランクをよい状態に組み立てることができるのです。

 
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治具ボーラーとヘッド加工


最後は治具ボーラー室とシリンダーヘッドを加工するスペースするを紹介して終了です!

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治具ボーラーは精度がはるかに高いフライス盤のような万能工作機械です。クイックチェンジのツールや傾斜円テーブルと呼ばれる可変の取り付け治具を使うことであらゆる加工に対応しています。
一方、ヘッドの加工にはスイス製シートカット専用機やアメリカ製バルブ研磨機など、それぞれ最適な工作機械を世界中から選んで導入しているそうです。

 
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以上で工場見学VOL.1は終了! 後日、SRのエンジンを使った実際の作業工程を紹介します。
ぜひお楽しみに!!

 
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井上ボーリング自社でアルミスリーブを製作して、これにメッキ加工を施したスペシャルなシリンダーと、ヤマハ純正400㏄用φ87ピストンのセット。

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ICBM(R) アルミメッキシリンダー SR400/500 φ87WISECOピストン【井上ボーリング】

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井上ボーリング自社でアルミスリーブを製作して、これにメッキ加工を施したスペシャルなシリンダーと、WISECO製φ87ピストンキットのセットです。

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