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2017年06月13日

イベントリポート…BAY AREA Chopper&Custom Bike Show 2017



取材協力:BACC実行員会

去る6月11日、千葉県・幕張メッセにて「BAY AREA Chopper&Custom Bike Show(以下、BACC)」が開催された。カスタムショーといえば出展ショップが自社ブースを煌びやかに飾るものが多いなか、こちらのショーは装飾を一切排し、バイクのみを展示する「コンペティション形式」が大きな特徴。純粋にカスタムの出来のみをじっくり鑑賞できる新スタイルのイベントなのだ。/SAGAYAN

 


出展ビルダーがカスタムバイクを審査する
リアルガチなカスタム・コンペティション!

まずは上のショー全景写真を見ていただきたい。一般的なカスタムショーなら、各ショップがそれぞれ趣向を凝らしたブースを作り上げ、そのなかにカスタムバイクが並び、良い意味で雑然としているものである。しかし、BACCにはそうしたブースは会場を取り囲むいくつかのショップのみ。そのほとんどは、赤いカーペットの上に整然と並んでいる。これこそがBACC最大の特徴であり魅力なのだ。

来場者は純粋に「カスタムバイク」そのものをじっくりと眺めることができる。マシン同士の間隔も十分にあいているので、前後左右から、気になるディテールを心ゆくまで確認できる。一般的なカスタムショーのお祭り感ももちろん楽しいのだが、ここまで1台ずつをゆっくり見られるのも新鮮で嬉しいものである。

また、カスタムショーといえば各アワードも気になるところだが、BACCではこれも独特。出展ビルダーが(自社以外の)出展車両をジャッジし、その採点だけが選出基準となっているのだ。もちろん雑誌社によるアワードなどは一切なし。まさにビルダー同士による真剣勝負! そのピリピリとした空気感は装飾を廃した会場レイアウトも相まって、僕たち取材陣にも十分に伝わってくるほど。

いま日本では1年を通してさまざまなカスタムショーが行われているが、BACCはショーというよりも「試合」と呼ぶに相応しいもの。今年でまだ2回目だが、今後も「異端のショー」として定着し、長く続いてほしい……そう思わせるイベントである。

 

「ベスト・ドメスティック」に選ばれたのは、福島県のダックテイル。写真はビルダーの渡邉さん。SRをベースにした硬派なダートトラック・カスタムだ。

 

灯火類はもちろん、フロントブレーキも廃した本格的ダートトラックマシン。シンプル故にそそられる1台だ。

 

フューエルタンクはワンオフで製作。複雑なグラフィックを下地に、ヤマハ・ストロボラインを思わせるホワイトラインがレーシーな雰囲気を高める。

 

ホイールは前後ともに19インチ。フロントのブレーキレス仕様も相まって、本格的ダートトラック仕様だ。

 

リアセクションは大きくリビルド。ワンオフのシートレールやカンチレバーなど、そのスタイルを大きく変えている。

 

シートカウルももちろんワンオフ。その下に見えるモノサスも注目すべきポイントだ。

 

地元・船橋のロックバンド「ザ・ナゲッツ」によるステージが、無骨なショーに華を添える。

 

最後は豪華商品が当たるじゃんけん大会を開催。アパレルにヘルメット、さらにカスタムパーツなど、豪華な商品目当てに来場者は大興奮!

 

名古屋のレザーブランド「ビーズ屋公ちゃん」のシルバーキーフックをゲット! 満面の笑みですね。

 

会場となった幕張メッセといえば千葉県。千葉県といえばゆるキャラ「チーバくん」でしょう! 子どもから大人まで、大人気だった。

 

おなじみキャンディーモーターサイクルラボラトリーは、年末の横浜ホットロッドカスタムショーで「ベスト・ドメスティック」を受賞したSRを展示。その造り込みは大きな注目を集めた。

 

昨年のBACCで「オールド・チョッパー」を受賞したエキセントリックモーターサイクルのSRが、招待車両として展示。

 

グリースのディガーはSRらしからぬ迫力を醸し出していた。

 

静岡県磐田市のジー・ゾーンは「定番」には収まらない、独自のシルエットを持つSRを展示。今後、ボルトオンパーツの展開も予定しているとのことで、SRファンなら要チェック!

 

ガレージ146によるSRチョッパー。シンプルだが、それ故の魅力が溢れる1台だ。

 

なんと! 今回は我らがSRタイムズも出展!! 展示車両はスタッフ浜瀬の「カフェレーサー・ハマー」だ。

 

ウェッジは、先日ついに正式発売が決まったBMW・G310Rをベースにしたトラッカーカスタム。今回も高い注目を集め、見事「ベスト・ライドアビリティー」を獲得した。

 

ロッドスターはカワサキ・W3を大胆にモディファイ。ジャンルレス……だけどクールなマシンを作り上げた。

 

広島県のビアードはフロント周りやフューエルタンクに特徴ありまくりのビラーゴ250を出展。

 

懐かしのサベージ(しかも650!)。製作したのはクロガネモーターサイクル。

 

個人的にツボだったのが、玩具屋によるSW-1。

 

1台ずつ職人によって作られるというマメ・デザインのオリジナルモデル「ボードマスター」。この車両はコンパクトながらも排気量は212cc(空冷4ストOHV)で、車両価格は314万円(税込)也!

 

後藤屋モーターワークスによるロイヤルエンフィールド・ブレット。上品なカスタムが多いエンフィールドだが、ボバースタイルによって新鮮なイメージを与えることに成功している。

 

数々のショーでアワードを獲得した平和モーターサイクルの「マスターピース」。珠玉の1台が前後左右から舐めるように見られるのは、まさにBACCだけ!

 

ムーンアイズは3台のトライアンフを展示。まずは1台目。

 

続いて2台目。

 

3台目。

 

オールドファンが展示するのは、1947年式マチレス・G80。ベース自体が珍しすぎるので、どこがカスタムポイントなのか……正直、よく分かりません(汗)。

 

東京都八王子市に本社を置くジーンズブランド「アイアンハート」は2台のアイアンスポーツを出展。どちらも製作は山梨県のジーンチョッパーが担当している。

 

アイアンハートによるアイアンスポーツ。こちらはスクランブラーテイストを押し出している。

 

最近は旧いBMW(OHV Rシリーズ)をベースにしたカフェレーサーカスタムが人気。ミナミモーターサイクルによるR100RSも、シンプルなフォルムを持つ秀作である。

 

セレクテッドのスポーツスターはカフェレーサースタイル。ロケットカウルが思いのほか似合う!

 

フレームは純正ながらも、外装を大胆に変えることで印象を大きく変えたビューエル・カフェレーサー。

 

シュアショットのスポーツスター・カフェは丁寧な作り込みに加え、トラディショナルとモダンの絶妙なバランスが高評価。多くのビルダーが注目した1台だ。

 

反骨の塊・アンブはあえてBMW・Kシリーズ(水冷縦置き4気筒)をベースにチョイス。流行に乗らないその姿勢に感服です!

 

こいつのベースマシンをひと目で当てたら、相当なバイクマニア……じつはGPZ900R・ニンジャなのだ! 漫画「キリン」を読んでバイクに乗ろうと思った僕(SAGAYAN)でさえ、スペックボードを見るまでは気づかなかった(汗)。

 

バイクファンでなくとも惹かれるコチラのマシンは、スーパーカブをベースにしている。実際に女性の注目度も高かった!

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