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編集日記
2018.03.13

この小さな世界(水槽)の神になるっ! by SAGAYAN

この小さな世界(水槽)の神になるっ! by SAGAYAN


今回はSRにまったく関係の話なんですが、ちょっと嬉しかったので書いてみましたw/SAGAYAN

小さな小さな世界を
作り上げる喜び!

18歳でバイクに乗りはじめてから42歳になる今まで、バイクが僕の手元になかったことは、22歳のとき、大阪からの上京資金を貯めるために当時乗っていたCB750FOUR(K2)を売ってから、やっぱりバイクのない生活に耐えられなくて友だちのマンションに転がっていたZ250FT(不動車)をオーナーに5万円で譲ってもらうまでの3ヶ月ほどしかないという私・SAGAYAN。今でも仕事でバイクに囲まれ、プライベートでもバイクに囲まれ……本当にバイクだけが趣味という男なのですが、最近ソレ以外でハマっているのが「メダカの飼育」(アクアリウムなんて格好のいいもんじゃありませんw)。

そもそもは去年6月にウチの娘たちが奥さんと一緒に近所の用水路にメダカ捕りに行ったのがキッカケ。10匹以上のメダカやミナミヌマエビ、タニシっぽい貝(タニシじゃない)などを捕ってきたのはいいけれど、御察しのとおり、面倒をみるのは僕なのです……。はじめは渋々(というわけでもないけれど)餌やりや水換えをしていたのですが、ある日、ミナミヌマエビが全滅! まったく原因がわからず、グーグル先生に必死こいて聞いてみたところ、どうやら「ミナミヌマエビは一気に水を替えるとph値が急激に変化して死んでしまう」ことが判明。この時、「水合わせ」という言葉を初めて知りました……。それからタニシっぽい貝が全滅したり、ペットショップで追加したミナミヌマエビがやっぱり2ヶ月ほどで全滅したり……、最終的にはメダカまでもが全滅してしまい……。その度にグーグル先生に原因を聞き、対応策を考え、次こそは! とペットショップで白メダカやタニシを購入、さらにミナミヌマエビ(3代目)も追加購入、さらさらに清掃用具やメダカが卵を産み付ける人口水草などなど、どんどん出費は嵩み、その分、道具も増えていく……。

ハイ、すっかり「メダカの飼育」の虜になってしまったのです。

だけど最近、またまた原因不明のなか、メダカが減りはじめたのです。もともと10匹いた白メダカが、ふと気づくと8匹になっていました。水槽内にはミナミヌマエビが大量にいるので、おそらく死骸はすぐに食べられてしまったよう。さらに気づくと1匹が死に、さらに1匹……2週間ほどで2匹になってしまいました。しかもその2匹もなんだか元気がなく、「また全滅かぁ……」とさすがの僕もげんなり。とりあえずこの2匹は隔離しようと思い、「水合わせ」を慎重に行なったのち、小さな水槽に移しました。すると、それが功を奏し、メダカが元気に! さらに数日後、大きな水槽をみてみると……なんと小さな小さな魚がたくさん泳いでいるのです!!

そう、メダカの卵が孵化して、赤ちゃんメダカが生まれていたのです! 全滅を覚悟していたなかで、これは本当に嬉しい!! 思わず叫んでしまいましたよw

早速、元気になった2匹のメダカは大きな水槽に戻し、赤ちゃんメダカは食べられないように、入れ替わりで小さな水槽に避難。今は大きな水槽に戻った2匹も元気で、赤ちゃんたちも元気に泳いでいます。

さて、僕はなんでこんなに「メダカの飼育」にハマってしまったのだろう? もちろん命を預かるのだから、ハマるというか一生懸命にならなければならないのは当然なのですが、それなら全滅したら終わり……新たにペットショップで買ってくる必要もない。だけど、僕はメダカやエビが死ぬたび、水草が枯れるたびに原因を調べ、対応策を練り、新しい仲間を水槽に投入……次こそは! と必死こいて面倒を見続けたのです。

はて? なんでだろう?

自分なりに理由を分析してみた結果、水槽の中ってそれ自体が「ひとつの完結した世界」になっているんですね。そして、その世界に餌を入れたり、水を替えたり、水質を調整したり……つまり世界を作っているのは僕であり、僕が作った世界でメダカやエビやタニシや水草が生活し、子孫を残していく……そう、気づいてしまいました! 僕はこの水槽の神なのです!!

……と、ここまで書くと相当ヤバい奴だと思われそうですが、実際、アクアリウムが人気なのはそういった理由が少なからずあるそうですよ。僕の分析は正しかったw

いやいや! そうではなくて、今回僕が言いたかったのは、「全滅するかもと思っていたメダカに赤ちゃんが生まれて、めちゃくちゃ嬉しかった」ということ! 新しい命が誕生し、命が繋がる……なんとも感動なのです!! 「神」とかはホントにどうでもいいから!

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