取材協力:平和モーターサイクル
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2011年12月24日の記事を再編集しました。
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SRが持つ魅力を最大限に活用したシンプルな車体に注目!
平和モーターサイクルと言えば、トライアンフやBSAなどの英国旧車やビンテージトレールの販売からW650やFTRなどの現行カスタムまで、幅広いジャンルで高いセンスを発揮するショップであり、同時にSRカスタムにおいても高い評価を得ているショップである。
そんな同店が製作したSR400が、ここに紹介する1台だ。
フレームはシートレールを加工したのみで、基本的にはストックを維持。足回りもストックのままとすることでSRらしさを十分残しながらも、シートやエキゾーストをワンオフで製作することで、平和モーターサイクルらしいクラシカル感溢れるスタイルを作り出すことに成功している。
またワンオフパーツ以外にも、同店でよくある手法のひとつ「フューエルタンクの純正流用」もこのマシンでは採用されており、ホンダ車純正タンクを流用。他メーカーのタンクながらも、他のパーツとのバランスの良さもあり、違和感のない仕上がりとなっている。他にも、かさ高のシルエットが特徴的なAVON製のタイヤを装着し、ハンドルには同店オリジナルの60’sバーを選択。
こうして、このマシンはSRの魅力のひとつである「シンプルさ」が最大限に引き出されており、旧車やトレール、現行車など、車種を問わずにその素材の良さを活かすことを得意とする平和モーターサイクルならではのセンスが光る1台として、高い存在感を発しているのである。