取材協力:キッズガレージ
写真:編集部 文:佐賀山敏行
2016年9月20日の記事を再編集しました。
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あらゆるスタイリングにカスタムできるのがSRの大きな魅力だが、なかでも軽量なエンジンとフレームはそのままに、足周りを強化することによって走りのパフォーマンスを高めるのは定番の手法のひとつ。リアサスペンションの交換にはじまり、フロントスプリングやスイングアーム、ブレーキ周りなどが王道といったところか。そのなかでも最も激しいカスタムが、スイングアームにフロントフォーク、三つ又などをごっそりと移植してしまうもの。キッズガレージが製作したのは、まさにそんなハイパフォーマンスカスタムの極みといえるマシンである。
今回、ドナーとして選ばれたのはヤマハのレーサーレプリカ・FZR400RR。迫力のあるフロントフォークやスイングアームが、本来は華奢なはずの車体を大きく見せている。また、ホワイトのキャストホイールがアクセントとなり、豪奢なディスクブレーキと相まって、このマシンが只者ではないことをアピール! 性能はもとより、ルックスも大きく向上させているのだ。
エンジンはあえて純正のままで、キャブレターにFCR、エキゾーストマフラーに同店オリジナルチタンアップマフラーをチョイス。ちょうど良い扱いやすさを実現している。
フューエルタンクも純正をリペイントしたのみなので、SRらしさは十分に残されている。まさにSRカスタムの王道! キッズガレージらしい1台といえよう。