取材協力:キャンディーモーターサイクルラボラトリー
昨年末の横浜ホットロッドカスタムショーや先日のジョインツでSRフリークたちの注目を集めたのが、キャンディーモーターサイクルラボラトリーによる1台。フロント21インチホイールに前後トライアルタイヤ、スイングアームをRZ250純正に換装し、カンチレバー化したことで、トライアル車やモトクロッサーを思わせるスタイルとなっている。しかし、そこはキャンディー! ただのオフロードカスタムとは一線を画すディテールが、絶妙なのだ。
外装に目を向けると、フューエルタンクとシートカウルは、それぞれアルミをベースとしたワンオフ。コンパクトかつエッジの効いたデザインが、OSSAやBULTACOといったヨーロッパ製マシンを思わせる。それでいて、シートのカウルの長さなど、きっちりとカスタム感を演出している点も見逃せない。そして同店・横山さんによるペイントは素晴らしいのひとこと! PUCCI柄をイメージしたということで、女性ウケも良さそう!?
また、ハンドルバーやエキパイなどもワンオフで製作。スクエアライトは縦置きで、マシンの細さをさらに強調するディテールとなっている。
これまでにない、まったく新しい自由な1台……ビルダーが持つ柔軟な発想とスキルが存分に発揮された良作といえるだろう。
BMXを思わせるハンドルバーはワンオフで製作。バーエンドウインカーもアクセントとなっている。
スクエアヘッドライトを縦にして装着することで、車体の細さを強調。
イエローレンズがビンテージ感を醸し出す。
トライアルマシンを思わせるフューエルタンクはもちろん、ワンオフだ。
PUCCI柄をイメージしたというペイントは同店・横山さんが担当。
左出しアップマフラーによってダートバイクらしさをアピール。
エンジンの美しさも要注目だ!
シートカウルにサイレンサーなど、リアビューの見どころは多い。
スイングアームはRZから流用。
過渡期のオフロードマシンを思わせるカンチレバータイプのリアサスが、見逃せないポイントである。
リアホイールは純正。タイヤはミシュランをチョイスする。
エンジンヘッドやハブなど、要所にレッドのリンクル塗装が施される。
Custom Spec
エキゾーストパイプ:ワンオフ/サイレンサー:アルミワンオフメガホン/キャブレター:SR500純正VM/エアクリーナー:ワンオフアルミファンネル/ヘッドライト:スクエアイエロー/テールランプ:ミニテール/ウインカー:バーエンドウィンカー/電装ボックス:ワンオフバッテリープレート/ハンドルバー:ワンオフ/ハンドルポスト:TY250純正/トップブリッジ TY250純正/スピードメーター:ミニスピードメーター/フロントブレーキ:TY250ドラム/シート:ワンオフ/ステップ:純正バックステップ/フレークス製ペダルラバー/フューエルタンク:アルミワンオフ/フロントフォーク:TY250/三つ又:TY250/リアサスペンション:TW200/スイングアーム:RZ250/Fホイール:TY250(リム幅:1.85-21inch)/Rホイール:SR純正(リム幅:2.15-18inch)/Fタイヤ:ミシュラン(サイズ 3.00-21)/Rタイヤ:ミシュラン(サイズ 4.00-18)/エンジンペイント/シートレールワンオフ/Rサス取り付け部製作/カンチレバー化/ ペインター:CANDY横山 ……etc.