「モトタイムズ」はヤマハSR400/500をメインに
ネオクラシック&ストリートバイク情報を発信する
カスタムバイクWEBマガジン

カスタムマシン
2015.02.22

鉄馬輪業/YAMAHA SR500/No.096

鉄馬輪業/YAMAHA SR500/No.096

096
取材協力:鉄馬輪業

 

大径ホイールとワンオフパーツが作り出す流麗なフォルム

 鹿児島県に拠点を置く鉄馬輪業が製作したのは、王道のコンパクトチョッパーとは一線を画す、高いクオリティを持つ1台。

 シートレールをドロップ加工し、前後サスをローダウンしているのだが、ワンオフタンクとシートカウルの組み合わせはチョッパーとは異なるもの。そう、ドッグボーンライザーに低くマウントしたハンドルバーや、バックステップを装着したスタイリングから、このマシンはオールドレーサーを強く意識しているということが分かるだろう。
 もちろん、定番のボバーやレーサースタイルではなく、例えばワンオフエキゾーストやビッグフィン加工を施したエンジン周り、さらにマシンを華奢に見せる前後19インチホイールなど、オールド感を醸しつつもオリジナリティを追求したディテールによって、このマシンは高い独自性とクオリティを有している。また、“オールドレーサー”をテーマにしているだけあって、カムシャフトにST-1を採用し、排気量を546ccにアップしている点にも注目。さらにキャブレターはTMR-MJNで、十分なパフォーマンスを確保しているのだ。

 まさに眺めても、走っても良し! オールド感とパフォーマンスを高い次元で両立させた、鉄馬輪業のセンスを感じる意欲作だ。

 
スポンサードリンク

 

096a
ヘッドライトはCCI製。バードゲージタイプで、真鍮色がオールド感を高めている。

 

096b
オリジナルハンドルを低くマウントし、レーサー的なライディングポジションを確保する。

 

096c
フューエルタンクはワンオフで製作。
中央のストラットやタンクキャップなど、見どころの多いディテールだ。

 

096d
シートカウルやシートも当然ワンオフ。レーシーな雰囲気を演出する逸品である。

 

096e
エンジンはルックスもさることながら、排気量を546ccにアップ!
見た目だけではないという、同店の強いこだわりが感じられる。

 

096f
エンジンを囲うような取り回しのエキゾーストもワンオフで製作されたもの。

 

096g
エキゾーストのエンド部は真鍮となっており、マシンのアクセントとなっている。

 

096h
ドッグボーンライザーが、このマシンがビンテージマシンであるかのような印象を与えている。

 

096x

Custom Spec
エキゾーストシステム:ワンオフ/フロントフォーク:インナーコーティング/リアサスペンション:プログレッシブ/ハンドルバー:ワンオフ/メーター:デイトナ/ヘッドライト:CCI/テールランプ:ワンオフ/フューエルタンク:ワンオフ/シート:ワンオフ/前後ホイール:19インチ/前後タイヤ:ファイヤーストーン/エンジン:ビッグフィン加工、ヨシムラST-1カムシャフト、546cc/キャブレター:TMR-MJN ……etc.

 
スポンサードリンク
広告募集ページへ
 

RANKING
LATEST ARTICLES
YOUTUBEチャンネル モトタイムズFacebook