「モトタイムズ」はヤマハSR400/500をメインに
ネオクラシック&ストリートバイク情報を発信する
カスタムバイクWEBマガジン

カスタムマシン
2014.12.20

CANDY Motorcycle Laboratory/YAMAHA SR400/No.087

CANDY Motorcycle Laboratory/YAMAHA SR400/No.087

087
取材協力:キャンディーモーターサイクル

 

オールドレーサーにストリートテイストを注入!

 チョッパーからハイパフォーマンスまで、あらゆるスタイルをSRで実現するキャンディモーターサイクルラボラトリー。若いライダーを中心に、高い支持を得るショップだが、ここに紹介する1台は、同店ビルダーの中村さんが自身の愛車として製作したもの。SRらしさを残しつつも、同店ならではのアプローチによる高いまとまりを持つマシンである。

 カスタムのテーマとしては「ノートンなどの古いレーサー」とのことだが、もちろん当時の焼き直しなどではなく、キャンディのセンスが随所に行かされているのがよく分かる。
 その詳細を見ていくと、まず気になるのが足周りだ。前後ホイールは21-18インチとなっており、レーサーといいつつも、定番スタイルよりも大径のホイールを装着。チョッパーやボバーを思わせるシルエットとしつつも、リアには18インチを履くことで全体のバランスを整えている。さらにリアサスペンションにはローダウンサスをチョイスし、フロントもローダウン加工。ホイールの大きさがより引き立つように演出されている。
 外装に目を移そう。フューエルタンクとシートカウルはアルミワンオフ。車体に合わせた絶妙なフォルムと大きさで、レーシーなイメージを膨らませている。他にもハンドルや電装ボックス、バックステップなどもワンオフ。スピード感とストリート感、ポップさと重厚さを併せ持つ、他にはない独特の雰囲気を纏わせることに成功している。
 エンジンは598ccでキャブレターはデロルト、オールド感を大切にしながらも、パフォーマンスの追求にも抜かりはない。エキゾーストマフラーは当然ワンオフで、深いバンクを可能にする形状も大きなポイントである。

 オールドレーサーをコンセプトにしながらも、キャンディらしいストリート感、そしてSRの楽しさを引き出すパフォーマンスなど、まさに、すべてが秀逸だ。

 

 

087a
フロントホイールは21インチ、タイヤはAVON AM26だ。

 

087b
フューエルタンクはアルミのワンオフである。

 

087c
コンパクトなシートカウルはスピード感溢れるシルエットとなっている。

 

087d
ワンオフエキゾーストはサイレンサー形状に注目! じつにレーシーな仕上がりだ。

 

087e
リアホイールは純正と同じ18インチながら、
リム幅を3.50Jとすることで迫力を演出。

 

087f
SOHC製特注ピストンと特注ロングストローククランクにより、
排気量は598ccまでアップされている。

 

087g
ハンドルバーはライザー一体式。当然ワンオフである。

 

087h
シンプルなバックステップもワンオフ。攻撃的なライディングスタイルが期待できる。

 

087x
087y

Custom Spec
エキゾーストシステム:ワンオフ/キャブレター:デロルト/ヘッドライト:マーシャル製フォグライト/テールランプ:ワンオフ/ハンドルバー:ワンオフ/トップブリッジ:スムージング加工/タコメーター:スミス/インナースロットル加工/フロントディスクローター:サンスター/シート:ワンオフ/ステップ:ワンオフ/フューエルタンク:ワンオフ/リアフェンダー:ワンオフ/電装ボックス:ワンオフ/フロントフォーク:ローダウン加工/リアサスペンション:ローダウンサス/エンジンケースカバー加工 ……etc.

 
スポンサードリンク
広告募集ページへ
 

RANKING
LATEST ARTICLES
YOUTUBEチャンネル モトタイムズFacebook