取材協力:エキセントリックモーターサイクル
※2014年10月10日の記事を再編集しました。
写真:編集部 文:佐賀山敏行
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いまやSRチョッパーは人気の絶頂を迎え、多くのショップからさまざまなマシンが作られている。そのなかでも異彩を放つのがエキセントリックモーターサイクル。今回紹介する1台は2本サス仕様のシンプルなものだが、しかし、やはり随所に同店ならではのセンスとコダワリを見つけることができる。
フレームは純正をベースにシートレールを加工し、後端をカット。コンパクトなシルエットを作り上げ、フューエルタンクはピーナッツタイプをチョイス。シートは同店のカスタムではおなじみのラズルダズル製で、Lasers paintによるグラフィックも相まって、オールドテイスト溢れるルックスとなっている。シートからリアフェンダー、テールランプへと流れるラインは必見だ。
また、ハンドルバーはワンオフで製作し、ブラットスタイル製ミッドステップとともにコンパクトなライディングポジションを獲得。マシン全体から漂う雰囲気とのマッチングも良い。
さらにチョッパースタイルではあるが、パフォーマンアップも抜かりなく、エンジンは523ccにスープアップし、キャブレターはFCR。サイレンサーはチョッパーらしくフィッシュテールを採用するが、ドリルド加工を施すことによって、見た目のアップと排圧調整を両立させている点も見逃せない。
ストリート感溢れる軽快なチョッパーであるが、ルックスと性能、その両方をしっかりと詰めた好感度の高いチョッパー。エキセントリックの懐の深さを認識させる1台だ。